企業分析と再生への道筋

経営危機からの脱出 経営安定化プロセス 未来が希望に輝く永続的繁栄経営への道 目標達成と成功脳

経営者の皆さん、あなたの会社は倒産させません。絶対に再建を達成させます。そのために最も重要なことを述べます。

業績悪化から直面する妄想の恐怖を断ち切る。

それは、すなわち真のリスク保全と、妄想から来る恐怖の払拭です。

仕事をしていくことは、家族、社員、そして仕事の取引先の協力です。仕事を継続して行くためにはこの人達を守ることで、銀行や、金融業者を守ることではありません。右肩上がりのインフレでの拡大の経営環境の良き時代は、いざとなっても銀行借入可能でしたので、手形や借入れによる拡大は、有効な経営手法でした。現在は若干変わりがあるかとは思いますが、今までの右肩下がりのデフレ時代はその逆で、手形や銀行借入は経営にとって良い手法とは言えません。マイナス金利政策の中でも銀行は優良な企業へしか貸し出しを行っていないのが現状です。

今は「縮小均衡経済」の時代と言えます。こんなときに、経営が苦しく資金繰りが回らないと言って、売上を上げて乗り切ろうとする「拡大路線」や、資金繰りのために手形で急場をしのぐとか、目先の借入に頼ることは、経営の無知からくる非常識なことで、会社をよりピンチにさせてしますという結果をもたらします。多くの経営者が、何故このような方法を取るのでしょうか。

それは、銀行の支払を止めたときに起こることを考えている「妄想の恐怖」からであり、仕入先に支払の延期を頼んだら、取引ができなくなり、悪いうわさが立つのではないかと考える「妄想の恐怖」であり、給料が遅配したら社員が辞めてしまうとか、企業と社長に対する不信感で働かなくなると考える「妄想の恐怖」であり、リースの支払が止まると、コピー機やパソコン、自動車などを引き上げられてしまうと考える「妄想の恐怖」であり、追い詰められていく状況の中、自分の自尊心やプライド、そしてみっともなく恰好が悪い自分をさらけ出す「妄想の恐怖」があるからでしょう。さらには、ただ単に倒産の恐怖から何とか逃れたいといって、目先の火の粉を振り払いたい一心の行動がそうさせるのではないでしょうか。

経営者の皆さん、「払えないときは、払えるだけしか払わない」

現在の状況を何とか維持したいという執着が、目先的で間違った「売上拡大、手形、目先資金調達」の行動となってしまいます。執着を手放し、腹をくくり、恐怖を克服する覚悟を持てば、企業再建の道は開けます。

倒産前の恐怖
資金繰りが悪化して支払が滞るときにおきる恐怖

  • 競売⋯本社や工場、自宅などの競売恐怖
  • 差押え⋯売掛金差押えの恐怖、その他資産や家財道具差押えの恐怖
  • 取立て⋯銀行返済が止まると銀行取引ができなくなり、企業が倒産してしまうという恐怖、闇金、サラ金、商工ローンなどからの強引な取り立ての恐怖
  • 信用不安⋯仕入先が商品を売ってくれなくなる恐怖
  • 客離れ⋯信用不安が広がり、お客さんが商品を買ってくれなくなる恐怖
  • 社員の離散⋯社員が会社への不安を持ち離職する。またモチベーションが下がり、不平不満が顕在化する恐怖
  • 営業継続不能⋯それらのことが重なり、営業続行が不可能になるんではないかという恐怖
  • 保証人⋯銀行や金融業者が保証人さんのところに押しかけるのではという恐怖

倒産後の恐怖
倒産、破産した場合、その後債権者から強引な取り立てや生活の恐怖

  • 強引な取り立て⋯闇金または債権者譲渡などの反社会的な人間からの取立ての恐怖
  • 収入断絶⋯生活維持の恐怖
  • 無一文⋯最低限の生活も困難になってしまうのではという恐怖
  • 家庭崩壊⋯奥さんに見放される恐怖
  • 子供の心配⋯家庭崩壊で子供がどうなってしまうのではという恐怖
  • 見栄・プライドの崩壊⋯友人知人にみっともない姿で会う恐怖
  • 迷惑を掛けた親戚⋯借金を返せないので何を言われるかわからない恐怖

経営危機の逆境に陥っている経営者の恐怖とは、大きく分類すると以上のような恐怖が付きまとうものです。ここに挙げた倒産前と倒産後の恐怖は、そのほとんどが無知で経験がないことからくる「妄想の恐怖」となります。実際には、企業再建の計画を実行していく段階で、この「妄想の恐怖」のほとんどは消えていますのでご安心ください。それでは具体的な企業再建の過程で対処する方法や、経営者の悩みの課題点を解説して行きます。

「妄想の恐怖対処内容」

  • 知っておかなければならない「民事執行法」
  • 不動産を守る「裏ワザ」詐害行為にならない法的なガード方法とは
  • 競売にならない無剰余競売
  • 銀行返済を停止すると来る「法的措置」をするという内容証明
  • 銀行の売掛金差押えは脅し、実際には差押えは難しい
  • 銀行は自動車や家財道具は差押えしない
  • 競売に出された不動産の対処方法
  • 無借金の第2会社で生き延びる2つの方法
  • 会社分割で借金はチャラにはなりません。間違った方法とは
  • サラ金、商工ローン、闇金の返済停止と強引な請求に対する対策
  • 高利闇金の借入は法的にチャラにできる
  • 資金繰りが厳しいときはリースを止める。止め方のパターン
  • ブラックリストは再生にとって良い制度
  • 債務者の法的手続きの意味と内容証明や、裁判所からの送達書類について
  • ブラックリストになってもカードは作れる
  • 銀行返済を停止しても、クレジットカードは使える
  • 借金の裁判⋯民事事件と刑事事件の混同
  • 何億円の借金を返済しなくても、刑務所には入れられません
  • 銀行の脅しは、そのほとんどに実効性がない
  • 銀行返済を停止したときに銀行ができることは商売には影響しない
  • 銀行に借金を返済しなくても企業は潰れない
  • 住宅ローンと住宅の保全について
  • これからの経営は借金をしない経営へシフトする
  • 民事再生はほとんどが破産への道。選択すべき方法ではない
  • 連帯保証人の保全について
  • 家財道具差押えで赤紙は貼られない
  • 差押えはすぐにはできない。差押えの法的な流れについて
  • 裁判に負けても裁判所は判決を出すだけで何もしない
  • 保証協会の代位弁済は借金消滅
  • 借金は返すと増えるが、返さないとなくなるもの
  • 保証協会は誠意を持って払えるだけで良い
  • サービサーに債権譲渡されれば、借金は消滅したのと同じ
  • サービサーは資料は出さない。一括和解
  • 担保になってもいない預金は直ぐにおろす
  • 手形の不渡りを出しても銀行は使える
  • 企業が破産しても自己破産の必要はない
  • まじめな人ほど借金に苦しんでいる
  • 不渡りを出しそうだ。不渡りで企業は潰れません
  • 銀行の保証人さんは免責の可能性がある
  • 高額なリース物件の処理方法は
  • 緊急融資は返さないつもりで申し込む
  • 銀行融資が手形貸し付けになっていて不渡りになるといわれた場合は
  • 期限の利益とは
  • 不良債権の本当の意味は。銀行はもうあなたから借金は回収しない
  • 詐害行為の本当の意味とお金を残す方法
  • とことん資金繰りが詰まってしまった経営者が、企業を倒産させない方法とは
  • 自己破産しても将来の生活を維持するためのお金を残す方法⋯等

逆境からの脱出

経営者が今最も悩み、苦しみ、将来に対する不安を抱いている問題はなんでしょうか。そのほとんどは、この第1ステップの「企業再建・事業再生・逆境からの脱出の方法」を学ぶことで解決して行けます。

経営者が不退転の覚悟を持ったとき、企業は再建できます。

経営危機における逆境は必ず脱出し、経営を安定化させることは難しいことではありません。よほどのマイマス事情がない限り、経営者は企業再建を達成できます。今、その方法があるという現実が見えていないだけです。このホームページを学び進むことで、企業再建のための新しい道が見えてきます。

このように経営者の方は考えているのではないでしょうか。当社はとことん資金繰りが破たんしているし、売上も下がってきている。また、良くない風評もたち、社員も動揺してきた。破産しか道はないだろうと。宜しいでしょうか。

それは経営者の知識と経験からしか見えていない現実なのです。私どものように企業再建の相談実績と自らの体験を持っている経営者の現実は、全く違う現実を見てお話をしていることをご理解ください。経営者の皆さん、ご安心ください。ここまで学んできた企業再建に対する、不退転の覚悟を持ったとき、企業は再建できます。

企業再建に向かって心を強く持つ

経営者はどんな企業が逆境にあっても、悲観的にならないでください。試練がなく、順境ばかりの企業など存在するはずがありません。企業を経営していれば、経営者に様々な試練がやって来ます。企業における最も危機的な試練は、何といっても売上、利益の減少による資金繰りの破綻でしょう。

その試練によって、多くの経営者が無知のために対処方法を間違え、倒産させなくて良い企業を、みすみす倒産させています。企業がどんな状況にあっても、今まで経営者として頑張ってこられた社長には、強靭な意志力と能力があるはずです。だた、このような逆境は初めてのため、逆境を乗り切る知識が不足しているだけです。経営者が今まで知ることのなかった企業再建や経営、並びにマーケティングの知識やノウハウ、銀行の隠された情報などを、トレーディストで学ばれたら、必ず企業再建の道は開け、希望に輝く未来が永続的に経営にもたらせられるでしょう。そして、幸せな人生の道が経営者の将来に必ず用意されます。今、現実にある逆境は経営者が将来、継続的に成長する経営を行う一時の通過点に過ぎません。そして、幸せな人生の道は経営者の将来に必ず用意されている中、この逆境は経営者にとって経営について多くを学ぶ、試練という機会が訪れただけのことです。

企業再建に向けて行動を起こさなければ、企業はどうなるでしょうか。このままでは、会社は確実に倒産します。経営が危機的逆境にある経営者が今、学ぶことをせず、目先的な対応に終始し、抜本的な行動を起こさなければいくら頑張っても、その先は「倒産」しかありません。

【企業再建の基本概念】

企業再建には、どんな企業でもどんな危機的状況でも、必ずと言っていいほど達成への道は用意されています。ただ、その道と、再建への対策をどのようにして立てたら良いかが見えず、絶望感と行き場のない不安で苦しんでいる経営者がたくさんいます。企業再建において成すべきことと、先々に出現するであろう課題点が見え、対策が立てられれば絶望感や不安、恐怖と言ったものは消えます。もし絶望感や不安、恐怖を抱えたまま、未来へ向けて歩んで行ったら、その未来はどうなるでしょうか。

企業再建とは、達成する明るい未来へ向けて、達成するための対策を策定し、1つ1つ確実に実行・行動に移していくことです。経営者の皆さん、どんな危機的状況であれ、企業再建への道は必ず用意されています。しかし、その道は細く険しいものです。これから歩んでいく道も、最初は厳しく険しいものかも知れません。厳しく険しい道だからこそ、それが再建の達成へと続く本物の道である証明となります。なぜなら、最初に楽で魅力的に見えるのもは、幻想や誤りであることが多いことを経営者の皆さんは知っていると思います。その道を、具体的な対策と明るい希望を抱いて、未来へと向かって歩いていくことこそ、企業再建が達成されるのではないでしょうか。

人生が掛かっている企業再建の険しい道を歩んで行くとき、経営者一人ですと不安、恐怖が付きまとい、判断を迷い、対策を間違えて道を踏み外す危険があります。できるなら、信頼できる協力者とともに歩んで行くことも、1つの選択肢です。そして協力者ですが、人生が掛かっている企業再建の生き延びる方法を、机上だけで事業再生を勉強した人にお願いしたいでしょうか。

経営のことは経営をした人しかわかりません。逆境で苦しんでいる経営者のことは、逆境で苦しみを乗り越えた人しかわかりません。実際に企業を経営し、倒産という逆境を乗り越えて、いま何かのリーダーになり成功している人に、その生き延びてきた実学を教えてもらうべきではないでしょうか。

私たちは、学校教育によって洗脳を受けています。その洗脳は、先入観となって私達の行動に影響を与えています。学校教育には答えが一つしかありません。このことが私達の先入観となり、常に一つの答えを探そうとして行動します。白か黒かです。

しかし、一般の社会では、限りなく黒いか、限りなく白いかで成り立っています。この世の中は、はっきりと白か黒かという1つの答えを出すことは、法律の世界のことくらいです。弁護士さんは相談に対していくつの答えを持っていると思いますか。税理士さんはどうでしょうか。ここまで赤字を出した経営者は、今後どう経営をやってもうまく行くはずがない。はっきり言ってこのように考えています。そして答えはたった一つの結論「破産」ということです。企業再建の方法や、打つべき対策の答えは一つもありません。企業の置かれている状況で、無数にある答えの中から最適な答えを導き出さなければ経営危機の企業を、逆境から救い出すことはできません。

私ども実務の経験者しか、多くの答えの中から、適切な答えを導き出すことはできません。中小企業の経営者が「企業再建の知識やノウハウ並びに技術のない経験者」に相談した結果、間違った決断で破産や夜逃げ、最悪は死を以って不幸な道へ落ちて行った多くの経営者を私は知っています。

企業再建は人生が掛かっています。トレーディストで、真の成功ノウハウを学び、経営者自らも企業再建の方法を理解してください。そして、企業再建の協力者を求める場合にも、協力者の力量を見抜く知識を身に付けてください。そのために、このHPを有意義に活用してください。

企業再建に必要なこと、それは執着を手放すこと。

企業再建の道は、経営者によっては辛く厳しいものだと思います。その心境は充分すぎるほどわかります。しかし「企業再建から永続的な経営の道」の確保という目的のためには、厳しく辛い手段の選択が必要な局面も出てくるかと思います。その渦中にあるときは、絶望と倒産の恐怖、不安に悩み抜くこともあるでしょう。企業再建に失敗する経営者に見られる特徴に、大局面な企業再建という目標を前に、今ある物や見栄、必要のないプライドと言った目先的な些細なことに意識が奪われることがあります。企業再建に最も大事な心の持ち方は、「執着心を捨てること」です。

執着心とは「こだわる心」「囚われる心」「しがらみの心」を指します。執着心とは何もモノだけではありません。考え方や、人間関係、販売方法や経営方法など、モノ以外にも執着心はありものです。

これらの目的先な自我の心を、きれいさっぱり捨て去って、執着する心「執着心」をただ1点「企業再建」の必要なことだけに心の焦点を当て、それ以外は全て手放す覚悟の元、再建の厳しい道のりに進むことです。

経営危機を乗り越え、辛かった道のりを振り返ってみると、その経験は企業の力となり、経営者の成長の糧になっているはずです。逆境の壁、経営危機がどんなに高かろうと大きかろうと、乗り越えれば壁は消えます。経営者の皆さん、トレーディストでの学びと指導で壁の向こうへ越えてください。壁の向こうはまだ経営者の皆さんには見えていない、幸せで心豊かな永続的経営の道が待っています。

結果は行動によって導かれる

経営者が倒産しない方法は、ただ1つしかありません。


「行動を変える」


全ての結果は、行動によってもたらされています。経営者の経営危機、逆境は経営環境の変化、経営者がやってきた行動の結果です。結果を変えるには、今の失敗に繋がっている行動を、成功へつながる行動へ変えなければなりません。試練を乗り越えるためには、経営者は乗り越える知識や情報及び法律、手法などを習得しなければなりません。学ぶことによって行動は変わります。

行動が変わることで結果が変わります。学ばなければ結果を変えることはできません。現在の逆境を引き寄せた思考と行動で、現在の問題は解決できないのです。新しい思考と行動でなければ、現状は変えられません。しかし、多くの経営者はそのことを知りません。ですから過去から続いている同じやり方で、ただ目先的に対処療法をすることしかできません。また、適切にアドバイスをしてくれる専門家も身近にいないでしょう。経営者の皆さん、人は自分の過去の経験及び習得した知識を通じてしか、モノが見えないのです。ですから、ほとんどの経営者の再建の対策は、過去の経験から導き出し目先的な対応に陥りがちになります。

「資金が足らなければ売上を上げることだ」
「資金がなければ何とか借入をしよう」
「借入が無理なら、元金返済猶予のリスケをお願いしよう」
「人を減らし経費を削減して出費を抑えよう」
そして何とか売上を上げて生き延びようと⋯。

このような対策だけで、企業再建がうまく軌道に乗ることは、残念ながら少ないとしか言えません。企業が逆境の中、売上を上げることは期待できないでしょう。もちろん、借り入れは限界に来ていると思いますので、もうまともなところからの借入は絶望的でしょう。サラ金や闇金に手を出せば、自分の首が閉まります。金融機関のリスケですが、安心してください。ほとんどの銀行はリスケに応じてくれます。

経費の削減にも限界があるでしょう。経営者が現実的に見え理解をしている企業再建の対策は、これくらいのことではないでしょうか。これだけの対策では結果は見えています。あとは気合いだけでしょうから、企業再建は絶望的です。そして経営者は「もう打つ手がなくなった」と言う心境で悩み抜いてしまいます。

経営危機とは資産より借金が多い債務超過

企業が経営危機に陥っているということは、かなりの債務超過や借入れがあるはずです。資金繰りに大穴があいているのです。では赤字の大穴が空いているのに何で企業は回っているのでしょうか。

ほとんどの中小企業は、この穴を銀行の借入で塞ぎ、かろうじて生きているのです。経営者の皆さん、貸借対照表の純資産の部に「繰越余剰金」という科目があります。調べてください。この科目は経営者が会社を始めてから、今までに幾ら儲けているのか。もしくは幾ら損をしているのかが出ています。ここが赤字の場合を債務超過と言います。そしてこの赤字の穴は、貸借対照表の「負債の部」の銀行借入に近い額になっています。債務超過は今までのやり方の結果です。目先的な対処療法的な一般的対策で企業が再建できれば、それに越したことはありませんが、そう簡単に過去からの大穴を塞ぎ、逆境脱出はできません。

経営者の皆さんも、これまでに経営危機を回避すべく、色々と対策を打ってきた結果が現状なのではないでしょうか。企業再建とはこの資金繰りの大穴を埋め、正常に近い資金繰りに持っていかなければなりません。では一挙に資金繰りを解決するには、どうすれば良いのでしょうか。自らの努力はもちろんですが、この穴は誰かに埋めてもらわなければ、立ちいかないのです。誰に埋めてもらうかと言えば、先ず銀行です。銀行は返済を停止しても、事前に手を打っておけば大きな問題は起こりません。

次に、商売に関係ない負債から返済を停止するか長期分割にします。経費も見直しましょう。まだ資金繰りが回らなければ、仕入先さんに誠意を込めてお願いしましょう。少し非道徳的な内容もありますが、経営者の皆さん良く考えてください。自分で空けた穴を、この逆境の中、一挙に自分で埋めることは可能でしょうか。強引にやるか協力を要請するかは別として、他人にこの穴を埋めてもらうしか生き残る道はありません。経営者が目先でもがけばもがくほど、その先は地獄が待っているだけです。

そして次にやる最も大事なことは

「営業収支が黒字化するところまで、規模を縮小する経営」

この経営知識を習得し、営業黒字を実践していくことが、経営者の企業の逆境から脱出させ、経営安定化へ乗せる唯一の道です。

企業再建に必要な3つの決断

逆境を脱出するために必要な経営者の3つの決断を解説して行きます。この3つの決断は、企業再建だけでなく、企業発展の土台を形成する原則原理になります。経営者におけるこの原理原則がなければ、企業再建に対して、いくら目先のテクニックを使っても企業再建は挫折します。企業再建に向かって、新しい事業計画を進める前に、信念を持った決断を行い、目標に向かって絶対にブレない、強い意志を固めなければことが進みません。

  1. 企業経営に対する意識の変革
    「何のために企業を再建するのか、使命を決断する」
  2. 必要最小限の極限まで徹底的な無駄の排除
    「費用を極小化した、営業黒字を決断する」
  3. 過去の物質的、精神的な執着を放棄する
    「執着に囚われない、新しい経営方針を作る決断をする」

【営業黒字化についての解説】
こうすれば営業黒字化が達成し、破たん寸前の資金繰りが回るようになります。資金繰りに関する書籍は実に多く出版されています。私も色々と読みましたが、抜本的に資金繰りを解決する方法はありませんでした。経営者の皆さん、これは当たり前のことですが、こと資金に関して言えば⋯

「入るお金より、出るお金は少なくて済む」

これ以外に資金繰りを回す方法はありません。そのための大前提は、営業収支の黒字化です。営業収支の赤字を改善することもなく、目先の借入で繋いでも、いつか資金繰りは破綻します。営業収支が黒字化すれば、新しい債務は発生しません。残るのは以前からの債務です。資金繰りが破たん寸前の企業が資金繰りを回す方法は、営業収支を黒字化した後に、この以前からの債務をどのように商売に影響が少なく、支払を伸ばせるかに掛かっているのです。

ここは少々非道徳的な対応をしなければならないこともありますが、企業再建のためには腹を括って乗り越えるしかありません。誠実さを傘に着て、そんな人に迷惑を掛けることはできない、というのでしたら実はそんなきれいごとを言っている人も、破産をしたり夜逃げをしたら、もっと迷惑を掛けるのです。経営者の皆さん、その事実を良く理解し、この位のことは堂々と乗り越えて企業再建を達成してください。そして何年か後に必ず、再建を果たして恩返しをすることを心に秘め、企業を発展させるエネルギーにしてください。

【具体的に資金繰りを回す方法】

  • 営業収支を黒字化する売上利益計画策定
  • 売上利益計画をもとに債務返済含め、現状の実態で資金計画に落とし込む
  • この計画では、繰越金が赤字になっても、先ず実態で組み立てる
  • 繰越金の赤字を支払先延ばし、分割返済等の調整を入れ資金繰りを組み立てる
  • 資金を回すために支払延期、分割返済の相手先との条件を決める
  • 債権者との交渉を行い、了解を取り付ける

もう一度、おさらいします。
「経営危機、逆境脱出に向け、究極的にやるべきこと」

  1. 縮小経営で営業収支を黒字化する
  2. 売上利益計画を立て資金計画と資金繰りを作る
  3. 支払の優先順位を決めて資金繰りを回す

【これだけできれば逆境は脱出できる、3つの究極的な対策解説】

  1. 下限売上を設定し、極限まで無駄を排除して、営業黒字化をする
    着手すべき点と経済環境を考えた場合、縮小経営です。経営危機の逆境にある企業のほとんどは、売上が減少して赤字に陥り資金繰りが回らなくなっています。そのような経緯で招いた経営の危機を、売上アップで乗り切ろうとしたのでは、傷口を大きくして倒産への道へひた走るようなものです。企業再建の鉄則は営業黒字が出るところまでの「規模の縮小」にあります。
  2. 売上利益計画を立て資金計画と資金繰りを作る
    資金繰りを回す方法は5つしかありません。
    A:売上を上げて利益を確保する。
    B:外部から資金調達をする(借入をする)
    C:債務支払いを延長してもらう
    D:債務圧縮をしてもらう(支払を減額してもらう)
    E:債務免除または放棄をしてもらう(支払停止、または返さない)
    この中で、Aは今までも売上が減少し、利益がない経営下この逆境を招いたわけです。このような状況で売上を上げ、利益を確保するということは難しいと言えます。Bに関しては、もうほとんど借りるところから借りてしまっているでしょう。これ以上の借入は、サラ金や闇金ぐらいしかないでしょうが、そんなところから借りたら自分の首を絞める結果になります。
    自分都合でできるのはCDEになります。一般の経営者は、どのようにしたら合法的にまた債権者の理解のもと、この方法が使えるか理解できていません。資金繰りの絶対的な原則は、売上や借入れなどの他人都合による計画を入れてはなりません。他人都合の計画を入れても上手くいかなかったら、経営者はどうなってしまいますか。すぐに資金繰り破綻、即倒産ということになります。それは危険すぎます。資金繰りの原則は、自分の都合でできる計画を立てることです。
  3. 支払の優先順位を決め、払える範囲内で調整資金繰りを回す
    売上が下がっても資金繰りが回らないといっても、資金が全然ないわけではありません。多くの経営者は、支払の優先順位を間違っています。支払の優先順位を間違わなければ、資金繰りは回せるものです。

【企業再建・事業再生・企業清算⋯企業が倒産・破産へと落ちて行く流れ】
既存の企業を再建する(企業再建)及び、別会社で事業を再生させる(事業再生)も絶に避けて通れない道があります。それは、現在の債務を圧縮するか消滅させなければ再建・再生の道はないということです。中小企業の債権者の大口は何といっても銀行となります。

銀行はほぼ100%中小企業の債務カットや債務免除に応じません。中小企業の企業再建において、この膨大な銀行借入を抱えたままでは難しいことは明白です。では、どうするかです。

繰越利益余剰金と銀行借入の関係は、相談に来られる企業の決算書を拝見すると、貸借対照表の「繰越余剰資金」の赤字額と借入金が見合っています。繰越利益余剰金とは、経営者が商売を始めてから直近の決算月まで、幾らの利益を出してきたかが記載されています。相談に来られる企業の貸借対照表は、ほとんどこの欄が赤字です。

経営者の皆さんは、自社の商売に関して色々と言うと思いますが、ここが赤字ということは、損をするために商売をやってきたようなものです。そして、この商売での損失分の穴埋めは、銀行の借入で何とか資金繰りを回してきたのが現実です。右肩上がりの恵まれた時代は、銀行が資金を貸してくれましたので、資金は回っていました。しかし今、マイナス金利の状態でも銀行は優良企業へしかお金を貸してくれません。商売の赤字を銀行の借入で賄えない時代になったわけです。ですから多くの中小企業は、銀行返済と商売赤字というダブルでの資金繰りが圧迫されています。経営者の皆さんの今の知識では想像できないと思いますが、銀行の借入は1億あろうと3億あろうと消滅させることは法律的に可能です。そして、中小企業の企業再建は、債務超過の赤字に見合った銀行借入を、何かしいらの方法で返済しないことで初めて可能になると言えます。

【銀行借入の合法的な消滅メカニズム】
人間は、「知らない」ことは見えていないということで、そのこと自体がその人の現実には存在していません。人間は、自分の経験と知識によって、自分の現実を作っています。 無知な人は自分が見えている小さな現実に囚われ、自分の無知さに気かづかず、他人の意見を受け入れる素直さがありません。それは学ぶころでしか解決しません。私たしは学ぶことで、新しい現実を知ることができ、学びの繰り返しによって、自分はいかに知らないことが多いかを再度学びます。学びの力があると、どんな状況でも肯定的に解釈する力が付き、無知は自分の知らない出来事を、否定的に解釈する悪習を持ってしまいます。そして、肯定的な解釈は無限の可能性を広げ、否定的な解釈は成長に壁を作ります。

「借金は合法的に消滅する」

知らない経営者にはありえない現実です。それは経営者や、経営者の回りにいらっしゃる方々が知らないだけです。実は、銀行員はこの事実をみんな知っています。しかし、絶対に口にすることはありません。とことん資金繰りに穴の開いてしまった企業の究極的な企業再建は、「借金を合法的に消滅」させなければ再起できません。初めはどの経営者も、銀行と金融庁の仕組みや、税務上のことは自分の現辻にない無知の世界のため、知る故もありません。しかし、私と2人3脚の信頼の中、企業再建に取り組む過程で、銀行の借金が消滅する事実に直面し、企業再建への実感が確かなものになってきます。

私が顧問先の経営者とともに再建の道に向かって歩む過程での、銀行との壮絶な交渉と借入消滅の実態を顧問先の経営者が綴っている生の声が多くあります。借金を抱えたまま企業を再建できるほど、今の経済環境は甘くありません。借金消滅の法的根拠や、支払停止の保全対策、借金の行方と対処方法など、これらを確認いただくことで経営者の救われる道が開けます。

経営者の皆さんは、企業は現在、経営危機で資金繰りに穴の開いた状態で、破綻寸前ではないでしょうか。債務超過もここまで企業が倒産せずにやってこられたのは、銀行がその穴を塞いでくれていたからです。これからの時代、銀行はもう中小企業の資金繰りの穴を塞いではくれません。保証協会など公表したら、暴動が起きるぐらいです。企業の借金は貸借対照表の負債の部です。ここでいうところの借金とは、銀行、サラ金、商工ローンなどの金貸しからの借金です。仕入れ先さんや外注先への支払も逆境時においては厳しい状況でしょう。未払いの経費も溜まっているのではないでしょうか。経営者の皆さんが知らなくても、闇金や金貸しからの借金はなんとでもなるのです。

しかし仕入先や外注先への対応はしっかりとした支払計画と、誠意を持ってお願いをすることが商売の筋です。資金繰りが厳しい中、金融機関への無理な返済は、倒産へ近づくだけです。少ない資金で商売を回すには、支払に優先順位をつけなければ、資金繰りは破綻します。


〈一般的な経営者の間違っている支払先優先順位〉

  1. 銀行返済、その他うるさい先への借入返済
  2. 社員さんの給料
  3. 当面の費用
  4. 買掛金
  5. 消費税
  6. 社会保険
  7. 自分の給料

〈資金繰りが厳しいときの支払の順序〉

  1. 社員さんの給料
  2. 自分の給料
  3. 買掛金
  4. 当面の費用
  5. 消費税
  6. 社会保険
  7. 銀行返済、その他うるさい先への借入返済

但し、消費税と社会保険は、担当者と良く連絡を取りながら分割を御願いし、了承を得ることが重要です。税務署や社会保庁は、銀行などの一般企業と違い、裁判所を通さずに差押えができます。ですから、一方的な支払遅延は売掛金を差押えられますので、くれぐれも注意してください。中小企業の経営者は、銀行返済を止めると、「企業が立ち行かなくなる恐怖」を持っています。良く、この点は私どもに確認をしてください。

【中小企業が業績を悪化させ、最後は倒産するまでの流れを順じて解説】
私達は、いきなり変わることのない、この穏やかな変化の中で、次に来る季節を待ちながら次なる準備や対応ができるのか⋯という時間を過ごしています。そして社会や経済の一見、急激に見える変化も、間違いなく次の変化を予見させる穏やかな中間の時間があります。その中で、人生100年時代の到来、社会保障制度の改革、自分の生き方などを精査する時間もあるのではないでしょうか。

【中小企業の業績悪化のスパイラル】
経営者の皆さんの企業もある日突然的に業績が悪化したわけではありません。業績の悪化が顕著化(業績悪化がはっきりと表れるということ)のい間に、必ず穏やかに変化する時間の経過があったはずです。私は企業再建の実務家として、日々多くの中小企業の経営者から相談を受けます。ご相談には大きく2つのパターンがあります。

1. 土壇場へ来てからの相談
今月の銀行返済ができないのですが、どうしたらよいのでしょうか。
銀行融資を申し込んだが断られ支払ができない。
商工ローンから強引な返済の催促が来る。
弁護士や、税理士に破産を勧められた。
銀行返済が滞り、不動産が競売に掛けられてしまいます。

経営者なりに、企業再建のために色々と手を尽くした結果、このような状況悪化に陥ってからの相談です。問題が顕著化するまでの、次の変化を予見させる穏やかな中間の時間に、問題の予見ができなかったのか、又は何とかなるだろうと安易な考えで対策を打たなかった経営者になります。

2. 業績悪化という現象の顕著化から次の問題が顕著化する予見を持ち、穏やかに変化をする中間の時間の中で、相談に来られる経営者です。
企業再建は、経営状況が土壇場でも希望の道があるものです。でも土壇場になればなるほど、再建への道のりで痛みは伴います。中小企業の経営者は、こと経営に関しては孤独なものだと思います。業績が悪化傾向になっていても、資金繰りがきつくなっても相談できる人がいません。どうしても一人で悩み解決にもがき苦しんでしまいます。

経営者の皆さん、はっきりと申し上げます。悪化した経営を立て直すには、いくら一人で頑張っても不可能です。事態はますます悪くなる一方です。

経営者一人で何とかしようと、悪化した状況の中で勉強をしてもその間に企業は倒産してしまいます。経営を立て直す知識とノウハウを持った安心して相談できる人、そして親身になって協力してくれる人が必要です。

中小企業の経営者の多くは、何時に、誰に、どんな相談をしていいのかわからず、相談の時期を逸する経営者の皆さん。相談する人を間違えて、破産しなくても再建できる可能性があるものを、破産してしまう経営者が後を絶ちません。多くの立ち直れる経営者が、知識不足と、適切な指導を受けられる相談相手がいないため、みすみす倒産、破産していくことはとても悲しいことであり、また残念でなりません。

経営悪化のスパイラルと専門実務家に相談するポイントは⋯
企業の倒産原因は、一部の例外を除いてその全ては「資金繰りの破綻」です。資金繰り破綻をするまでの経営状況の顕著化の流れです。

(第1段階)
1-1  売上は現状維持
1-2  売上が減少してきた
1-3  粗利が低下してきた

穏やかに業績が低下する時期、改善対策を実行しなかったことが、現在の債務超過。

(第2段階)
2-1  経常利益が赤字
2-2  営業利益が赤字
2-3  借入高止まり
2-4  債務超過
自主努力による事業改善か債権者の負担を強いる事業再生のターニングポイント。関係者並びに社員さんの協力で企業再建を進める。

(第3段階)
3-1  銀行借入ができなくなった
3-2  高利資金を借りてしまった
3-3  社会保険、租税債務滞納、支払停止
3-4  それでも銀行返済継続
資金繰りが破たん目前、かなり強引に企業再建対策を実行しなければ実質破綻企業へ。

(第4段階)
4-1  買掛支払の遅延、給料遅配
4-2  銀行返済不能、返済停止
4-3  銀行からの強い返済催促
4-4  資金繰り破綻
4-5 倒産も覚悟
経営の危機的状況から劇的な復活⋯ 金融債務返済を全て停止しても企業は倒産しない。

(第5段階)
5-1  銀行返済が3か月停止
5-2  返済停止が6か月経過
5-3  担保不動産売却手続き
5-4  保証協会が銀行債務を代位弁済
5-5  金融債務がサービサーへ譲渡
5-6  サービサーからの取立て
営業収益確保の可能性がある場合は、ここまで来ていても企業再建は可能です。営業黒字が見込めない場合は、事業再生を断念して、人生再生策で再起を図る。

(第6段階)
6-1  倒産、破産前夜
6-2  倒産の「X-DAY」の設定
6-3  弁護士に破産の委任
6-4  裁判所に破産申請
以上、資金繰りが破綻するまでの経営状況顕著化の間に、次なる悪化の兆しを見させる穏やかな中間の時間があります。

中小企業の経営者は、悪化の兆しを予見する経営の感性が必要です。そしてどこで手を打つかです。

「1-1 売上は現状維持」から「1-3 粗利が低下してきた」の範囲はマーケティング強化と経営計画を策定して業績向上を計る経営状況の範囲です。「1-3 粗利が低下してきた」から「2-1 経常利益が赤字」へ穏やかな変化の中間の時間に、経営者が問題意識を予見し、経営セミナー、マーケティングセミナーへの参加、参考書籍の読破、適切な人の指導等で、業績向上の努力をして、下降する経営のスパイラルを止めることです。「1-3 粗利が低下してきた」から「2-1 経常利益が赤字」の変化は、経営に劇的な大きな影響を与えます。またその顕著化は、穏やかな変化を伴って進んで行きます。

経営者の経営悪化の大きなターニングポイントは、この変化に気づき、早期に経営健全化の対策が打て、経営効果を出せるかです。

「2-1 経常利益が赤字」から「2-4 債務超過」までのあいだに対策を打たなければ確実に資金繰りが悪化してきます。そしてこの範囲は、人間で言うと入院が必要な病人です。 経営者の企業が、もしこの範囲で何ら対策を打たずに何とかなるなどと、のんきなことを言っていると「3-1 銀行借入ができなくなった」へとあっという間に業績が悪化していきます。でもこの変化に鈍感な中小企業の経営者がなんと多いことでしょう。

多くの経営者からの相談でわかることは、「1-2 売上が減少してきた」から「2-4 債務超過」までの範囲は、何とか資金も回っている状況であり、経営者に経営の危機感がないのです。そしてこの「2-4 債務超過」までの範囲は、経営上からしても事業再生の範疇ではなく、経営改善の範疇なのです。ここまでの経営状況にある中小企業の経営者が、「2-4 債務超過」から「3-1 銀行からの借入ができなくなった」までの次の変化を予見させる穏やかな中間の時間に、対策を打たず業績と低下をさせてしまえば、まさに企業は「3-1 銀行借入ができなくなった」以降の、瀕死の状態に入ります。企業再建とは実は、ここからの瀕死の状態企業を蘇らすことなのです。

私はつくづく思うことがあります。せめて「1-1 売上は現状維持」から「2-4 債務超過」までの経営状態にあるうちに相談に来てくだされば、マーケティング強化と事業計画策定で、確実に業績の回復と業績向上を計り、経営者がこんなに苦しまなくて良いものと。

でも経営者の皆さん、「3-1 銀行借入ができなくなった」以降の、瀕死の状態でも再生の希望の道は途絶えておりません。中小企業の経営者は、苦しくなると破産へ逃げ込むことを考えます。破産へ逃げ込んでも、その人の人生は今以上に苦しく惨めなものになります。

弁護士さんが経営者のあなたに破産を勧めるのは、経営者のことを思っているのではありません。弁護士にとって美味しい仕事だからです。弁護士の仕事は、法律と裁判の判例に縛られて身動きができないのです。弁護士は経営者に破産を説明します。破産をすれば債権者から追いかけられなくて済む。免責を取ったら一般人と変わらなく活動できる。たしかに法律上はその通りです。でも経営者の皆さん、人の営みって法律ではないですよね。破産とは、経済的に奥さんと家族を苦しめ、子供に惨めな思いをさせます。 親戚の保証人には勝手に責任を被せ、恨まれ続けることも想定されます。

破産後の収入はどうしますか。

家屋敷、財産ことどこく全てむしりとられます。法律では当面の生活費として90万円という金銭は残してくれますが、こんな金額では今後どうなるものでもないと思います。このような苦しいからと言って計画性もない破産を「破産に逃げ込む」と言います。破産に逃げ込むとは「人生の破綻」と言えます。今までの人脈なども全てリセットせざるを得なくなり、奥さん名義で経営を再度しても、それを知った債権者は良い思いをしないでしょうし、住む場所を選択する上でもマイナスからのスタートとなることは目に見えています。 私が定義する破産は、「人生再生」のための再生技術として破産を利用します。

破産は「企業再建」が難しいほど企業が痛んでいた場合に、次の「人生再生」のために利用するものです。「人生再生」のための破産利用が正しい破産です。法律家がどう言おうと「経営者の将来のために資金は必要」です。

〈倒産の定義〉
日常的に使われている「倒産」は法律上の定義にある言葉ではありません。一般的には、資金繰りが破綻し、債務に支払ができなくなった状況を言います。最近では、「経営破綻」という言葉も多く使われています。信用情報機関による倒産の定義は、以下の6つのケースとなります。

  • 2回の不渡りを出し、銀行取引停止処分を受ける
  • 支払不能となり、代表者が債権者集会を開催、召集したとき(このケースは代表者が倒産を認めたとき)
  • 裁判所に会社更生法の適用を申請したとき
  • 裁判所に民事再生の適用を申請したとき
  • 裁判所に破産を申請したとき
  • 裁判所に特別清算を申請したとき

苦境にある経営者の皆さん、今後経営者の方々の企業が辿ることになる道を整理します。倒産状況会社の経営者が再建に向けて取れる道は、これから解説する道だけです。どのような状況でもどのような業種でも絶対にこれだけしかありません。どの道を選ぶか、誰に相談をするかは経営者自身の決断です。

経営者の皆さん、どの道を選ぶかが自社にとって将来性があるかは、知識がなければ難しい決断ですし、間違えます。専門知識のある方に相談する必要があります。しかし、企業の再建であれ、人生の再建または清算であれ、どのような進む道があるかを知らなければ、相談相手の意見に引きずり込まれます。


【企業再建・清算の道 完全ガイド】

企業が倒産の状況に陥ったときに経営者は、先ず2つの道を想定します。

このまま企業をたたんでしまうか(企業の清算)再建に向かって頑張るか(企業の再建)

清算も再建も裁判所を通じて行う手続きと、企業が債権者と個別に進める任意整理があります。法的整理による清算型は「破産申請」「特別清算」です。

清算型その1 破産手続き
企業が倒産に近い状況になると、経営者は弁護士に相談します。相談された弁護士は、経営者の企業再建に興味はありませんし、自分の企業を倒産に陥れた経営者では、再建できるはずがないと確信しています。弁護士に依頼し、裁判所を通じた法的整理はこれらのケースがありますが、そんな訳で、弁護士は破産を事務的に進めます。弁護士の破産に関する説明は、とても事務的です。

「企業も個人も破産から免責によって借金がなくなるので、ゼロからの出直しが可能ですよ」と。

認識が甘い経営者は、債権者との嫌な対応もしなくて済む安易な破産による解決の道へ逃げ込む傾向があります。でも、考えてください。破産とは全てがなくなるのです。お金はもちろんのこと、住むところも、自動車も、仕事も、そしてモノ以上に大事な家庭の崩壊や親戚の厳しく冷たい対応、今まで培った人間関係の信頼の崩壊。はっきりと言えますが、弁護士の言う通り「ゼロから出発できる」人などほとんどいません。極端なマイナスとハンデを背負って、再起どころではありません。経営者の破産は確かにその場においては、債権者の厳しい追及から逃れることはできますが、安易に破産に逃げ込まないでください。

私ども再建の実務家も破産による解決の方法を取ることもあります。しかし、経営者が安易に破産に逃げ込むこととは、まったく違う意味で経営者の人生再建の手段として積極的に破産法を利用することもあるということです。企業の破産は法人と個人の両方を申請します。因みに弁護士や裁判所へ納める費用は約200万円~300万円くらいかかります。

倒産を回避した後、病み上がり的な経営状況を前向きな組織に改善し、経営安定、様々な画期的な経営手法や知識を紹介します。

逆境脱出から破綻の危機回避、そして経営安定化へ

これからの経営で最も大切な1つの根本原則、それは・・・

社員のやる気

この社員のやる気がない企業は、今後経営者が何をやっても企業は上手く行きません。企業の安定化を目指す第2ステップの初めに、経営者が今まで聞いたこともなく、気づきもなく、もちろん学ぶこともできなかった、究極の心理的なモチベーション理論を説明します。私が究極的に行き着いた、このモチベーション理論をもとに、新しい仕組みを導入すると社員のやる気がみなぎり、社内の人間関係や経営者との信頼が生まれ、その企業は劇的に成長します。

多くの中小企業の経営者は、経営の書籍を読んだりセミナーへ出かけ勉強をしたり、中には経営コンサルタントに経営を見てもらっている方もいます。しかし、全国の中小企業の決算実績を見てもお分かりのように、80%もの中小企業は赤字決算です。最近は、コンサルタント受難の時代と言われます。何かと言いますと、いくらコンサルタントに経営を見てもらっても、経営がなかなか上手く行かないし、売上はちっとも上がらない現実があります。経営者の皆さん、これからの経営はテクニックでどうこうなる時代ではありません。

「逆境からの脱出」を学び実行して、当面の経営危機の逆境を脱出したとしても企業が健全の状況に戻った訳ではありません。社員は、未だに企業に対しる不安を抱えているでしょう。減給やリストラで、たくさんの不平、不満を抱えています。自分の将来にも不安を持っているでしょう。

企業の方針や指示命令系統は、経営危機の中で乱れています。こんな中で、社員のやる気は委縮しています。外部的に見ても、仕入先の信用回復はできていないでしょう。顧客にも、不安を与えていると思います。今は危機脱出で、何とか回っている資金繰りも、ちょっとしたことで回らなくなってしまう状況です。銀行はお金を貸してくれません。資金繰りも、目先的な対応から先を見据えて、計画的に上手く回さなければなりません。まだまだ、潜在的な病み上がり状況はあると思います。多分逆境脱出のための事業計画は策定できた状況です。

その計画が、机上で作った表面的な数字の語呂合わせに終始している「事業再建計画」では、2次破綻を起こしてしまう可能性があります。現在、経営危機の苦境をなんとか脱出した経営者のほとんどは、20世紀の恵まれた時代に起業した経営者だと思います。恵まれた時代とは、需要が供給を上回っている「経済が拡大」している状況です。今の東南アジアのような状況と言えます。今の日本では「経済が拡大」の時代の経営は、がむしゃらに前に進んでもやれた時代でした。今の時代、経営環境はどのように変化したでしょうか。起業したての良い時代とは何か違うぞ。そんなことを経営者も痛切に感じていると思います。

現在もこれからも供給が需要を上回る、デフレ経済、「縮小の時代」が続きます。若干、その流れがインフレに向けて動いていることが感じられるのは、大手企業のごく一部ではないでしょうか。20年前の新卒の給与と、今と同じだということが現実を物語っています。成功する経営のやり方も成功の要因も、180度変わりました。また、成功することと成功し続けることの違いがはっきりとした時代になりました。


これからの時代、成功失敗を左右する最大の要因

経営を成功させるには、色々な要因が必要です。経営が失敗することも、色々な要因が重なり合っておきます。このステップでは、やってはいけないこと、やらなければならないことなどの必要なノウハウを解説して行きますが、ここで経営者に「ある1つの経営要因」について、初めにご理解をいただかなければなりません。これからの厳しい時代において、この要因1つで企業が左右されてしまう、最も重要なという経営要因があります。再度、いいますが、それは・・・

社員のやる気

拡大の時代は、社員にやる気がなくても、お客さんは商品スペックの良さだけで買ってくれていました。これからの時代はそう簡単ではありません。商品の良さは当たり前で、それ以上に、接客のマナーとか、店の清潔感、品質保証、機能良さ、価値の伝え方、競争力のある価格、豊富な品揃え、使いやすさ、サポート体制などなど。もっと言いますと、社会的な認知、羨望、購入時点の感動、自己重要感などを満たしてくれるとともに、その企業の経営理念や、ミッション、ビジョンを、共感できることによる企業の関係性なども、今後の販売の重要なファクターになってきます。

これからますます、顧客にモノを買っていただくこと「販売のあり方や提供する価値の進化」がなければ、売上は上がらず、取り残されていく時代になって行きます。同じように、社員がやる気を持って進化成長をしていかなければ、「販売のあり方や提供する価値の進化」を顧客に提供することはできません。社員にやる気がなければ、経営者がいくら良いことを学び、考えて企業へ導入しようとしても、社員は他人ごととしか取りません。また、いくら目標予算を提出されても、それは魂のない数字でしかありません。

本来目標数字は、社員が共有し「愛」とならなければならないものが、社員の尻を叩く「鞭」として使われてしまいます。

そして、経営者が何とかしたいという思いから、社員にきつく言えば言うほど、不平、不満が潜在的に蓄積されてしまうだけです。これからの時代、社員に「やる気」がなければ、何をやってもうまく行かない時代です。企業安定の土台は、社員の「やる気」が基礎となって築かれるものです。この基礎があって初めて、経営のノウハウや技術などの経営テクニックが、良好に発揮される企業の土台が構築されるのです。


社員が「やる気」を出す3つの原則

  1. 給料と報酬
    企業の利益と自分の収入がリンクしていて、計測可能な報奨制度の仕組み構築。
  2. 評価と表彰
    自分のやった仕事が適正に認められ、評価され表彰される仕組み。
  3. 自己重要感のある仕事の意義
    自分は、企業的にも社会的にも重要な人間であり、価値のある仕事をしているという満足感。より平たく言うと、社員が仕事をすることで得られる自己の満足感です。

具体的に解説をすると・・・

  • 納得できる額のお金がもらえること
  • 他人に認められ褒められること
  • かっこよく見られる自己満足できる仕事をしていること

この3つの物心両面で満たすことが、社員がやる気を出す原則です。どれか1つでも欠けていると、社員がやる気を最大限に高めることはできません。この原則をどのような仕組みにして企業に導入し定着させるかは、企業の規模や業種、経営者の個性などによって異なるので、具体的方法は経営者の課題とします。

そして、3つの仕組みを社内に定着させることが、逆境脱出から新しい企業に生まれ変わる企業安定化プロセスの始まりです。そして、安定的継続経営への道のりの、第1歩となります。それでは「社員のやる気」が企業の安定の重要要因ということを先ず理解して、次へ進んでください。


【第2創業期の始まり】
経営者が、この経営危機の逆境を乗り越えたこれからは、過去とは違う経営をすることが大変重要になってきます。何故なら、過去と同じ経営をしていては、同じ逆境を招く結果になりかねないからです。過去の延長線上に未来が築けないほど、現在は変化の激しい時代です。

過去の延長線が未来ではありません。経営者は、新しい未来を築かなければなりません。それが経営を安定させる「第2創業期」の始まりです。第2創業期の経営の基本は、経営者も社員も未来に心弾む、感動、感激のある目標を作り、そこからやるべきことを導き出してくることです。

〈経営者が今、注意すべきこと〉
多くの企業再建、事業再生の書籍やコンサルタントは、逆境脱出の指導や方法だけを解説したものが多くみられます。企業再建計画において、いくら銀行借入のリスケをしたり、経費を削減し人員をカットして当面の営業収支の帳尻を合わせても、従業員のモチベーション低下、そして販売力の低下など経営の体力は落ちて行きます。多くの企業がその後に、2次破綻を起こし倒産している現状は、経営安定化に対する根本策が経営再建計画に欠如している原因があります。

経営者の皆さんも考えてください。今までの商品を、今までの顧客に、今までと同じ売り方でやっていては、現在の経営危機を招いた結果と、同じ結果を再び招くのではないでしょうか。逆境脱出後、良い経営結果を出すためには、今までのやり方を改善したり、新しいことをやらなければなりません。

【逆境脱出後の経営問題】
経営者が逆境脱出のため、銀行のリスケを行い、社員をリストラしたり、給料をカットして、何とか先の見通しが立った現状にいると想定してください。これからの経営も、今までと同じやり方では、また逆境を招くことになります。

また、逆境を脱出した安心感を持って気が緩めば、間違いなく2次破綻へまっしぐらの逆戻りになりかねません。実はこの時点では、経営上の色々な問題が未だに山積しています。

  • 売上の安定確保の方法
  • 売上増加マーケティング
  • 商品の見直しと拡大、顧客の拡大、提供価値の創造
  • 業務組織の改善
  • 業務運営管理の体系や責任体制
  • 売上利益目標の設定
  • 会議やミーティングの効率的な体系の構築
  • 従業員の不安の解消
  • 従業員のモチベーション低下、不平や不満
これらの問題を今までの遣り方と違う、新しい経営の手法で経営改善、業務改善をしていかなければ、今後はどうなるのでしょうか。事業再生コンサルタントに御願いした経営者の多くが、ここで2次破綻をしている現実がることを知ってください。

【社員にやる気を出させる原理原則-2】
企業が、仕組みを作ることで、社員は自己満足感が得られ、やる気を出して働き出します。社員に行動してもらおうと、経営者は、会議をしたり個別ミーティングを一生懸命にします。社員も一応に真面目そうな顔をして、経営者の話を聞いているふりをしています。経営者は、真面目に話を聞いてくれた。社員は行動を変えてくれるだろうと期待します。しかし、この期待は常に裏切られる結果となり、経営者の心には社員に対する愚痴と不満が残ります。

経営学的人間像があります。
「人間は、規律を守り理性的で合理的に行動する」
経営関連のハウツー本も経営コンサルタントも、ほとんどがこの経営学的人間像をベースに、経営を行うことが前提となっています。

心理学的人間像があります。
「人間は、怠慢で目先の利益と自己の欲求で行動する」
本当に中小企業の社員は、何を言わなくても「規律を守り理性的で合理的に行動する」ものでしょうか。

経営者の皆さんも感じるのではないでしょうか。人間は、放っておくと「怠慢で目先の利益と自己の欲求で行動する」ということを。ここに、経営者が勉強をしたり、経営コンサルタントを頼んでも経営が上手く行かない要因が潜んでいるのです。

企業の方針や目標が「我が社」になっては上手くいかない時代です。

企業の経営理念が、「社員の経済的安定と家族との心豊かな幸せな生活」であり、方針や目標は、その経営理念という目標達成のための手段という位置づけでなければ、社員は我がことのようにやる気を出しては働きません。ですから、心理学的人間像を理解して、社員の自己の欲求の満足と、企業全体の目標が一体となるやる気を持って目標に取り組める仕組み作りが、中小企業には必要なのです。

それでは、さらに深く解説して行きます。
社員に、自発的、自立的、自主的に行動してもらう仕組み作りが求められます。

  1. 自発的に動き出す仕組みを作る
    自分達の利益になることであれば、他から圧力、強制ではなく積極的に意思を持った行動を取る。
  2. 自律的に決める仕組みを作る
    自分達で目標とルールを決め、計画をすればその計画とルールに沿った行動をする。
  3. 自主的に行動する仕組みを作る
    自分達の利益になり、自分達で決めれば、自分達が主人公になって規律を守り、理性的で合理的に行動する。

自力経営を可能にする、経営安定化3か月緊急事業計画策定方法

私たちの新しい飛躍のための「第2創業期」のはじまり 第1ステップで「逆境脱出」を学び、当面の資金繰りを改善し、営業収支を黒字化にする経営構造が構築できたとしても、過去と同じようなことをしていては、経営はまたつまずきます。そのためには、速やかに社員の不安を払拭し、経営を安定化させる計画を立て実行する必要があります。

ここで導入する「経営安定化3か月緊急事業計画策定」は、今まで再建を任された企業へは導入を果たし、逆境から立ち直り短期間で経営を安定化させた確実な実績のあるノウハウになります。経営者もなるほどと納得をする概念の説明と、具体的な策定方法及び、導入の仕方を指導しています。

  1. 社員の自発的売上利益目標設定と、利益配分報奨制度の導入
  2. 目標計画の策定と実行管理運営システム
  3. 目標計画書作成と目標計画発表会及び表彰式

【業務組織の作り方と、人事編成の方法】
逆境脱出後の社員は、不安を抱えて仕事をしています。経営資源とは「人」「物」「金」「情報」と言われてきましたが、時代の変遷とともに変化するものです。経営資源とは、私なりに考えてみますと・・・

  • 目的を共有する人が集まり
  • その人たちが情報とノウハウを共有し
  • お金が集まる
  • その資源で、顧客に提供する「物」「サービス」と提供価値を創造してビジネスが成立する。
こう考えたとき、初めに人ありきでなければ、ことが始まりません。逆境脱出した後に乱れている業務組織と人事編成の修復方法など、より深い業務組織・人事編成の解説に関しては、第2章「成功のための7つの原則」で行います。

中小企業経営者の使命は、会社を永続的繁栄へと導くことです。

永続的継続経営の土台を築く

永続的繁栄経営を行うために最も大切なことは、社員の心の拠りどころとなる経営の土台がしっかりとしていなければなりません。経営の土台を作るには、「会社は何のために存在するか」という明確な理由と将来の方向を示す必要があります。このステップでは、この会社存在の目的を明確にし、経営計画をバージョンアップさせながら、社員の進化成長、会社の経営ノウハウの蓄積を実現させ、目的を達成するための道のりを解説していきます。

永続的繁栄経営への道
昨今の経営に関する書籍やセミナーで、感じることがあります。目先的、短期的に結果を出そうとするものが、あまりにも多いことです。これも書籍やセミナーを売るためには、やむを得ないことなのでしょう。実は人間は95%以上が本能で行動しているのです。

本脳とは目先の欲望を満足させることです。私たちの脳の仕組みは原始の時代から、本脳で行動することが環境に適応していたのです。しかし近代になって私たちを取り巻く社会システムは、本脳で行動するとうまくいかないようになってきているんです。会社経営もしかりです。特に望む永続的繁栄経営への道は、短期的な売り上げを追求するだけでは達成できません。3年先、5年先のビジョンを設定し、10年先の会社の形をイメージした長期的視点での経営が重要です。

本脳で経営すると会社は倒産します。

短期的な結果も重要ですが、長期的な成果のための種まきをしなければ、経営は壁にぶつかります。脳の仕組みと長期的視点は大変に重要なことですので、この第4ステップのコンテンツで詳しい解説していきます。また、今持っている思考では考えもしない、21世紀型の新しい時代に通用する思考方法や、長期的な経営を行うに当たってどのように考え、どのように計画をすべかといったこと詳しく解説していきます。

このことを知る価値は、数千万円以上の価値を生む結果となり永続的繁栄経営の基礎の構築を可能にします。

【社長さんにとって必要な思考方法と仕事の進め方】
永続的繁栄経営への道のりは経営テクニックも必要ですが、それ以上に見えない部分の基本的概念という経営の土台を、しっかり作ることが重要になってきます。いくらテクニックで売り上げを伸ばしても、土台が脆弱ですとちょっとしたことで会社は傾きます。また、同時に要求されることは経営者の人間的成長と経営の知識、技術の深いところの習得です。経営の土台を作るとは究極的に、経営者の進化成長にかかってくる、といっても過言ではありません。それでは永続的繁栄経営への道を進むうえで、経営者に必要なこれからの時代の思考方法、仕事の進め方を解説していきます。

【経営における、短期的視点と長期的視点】
資金繰りが回らなくなり経営が危機状況のような場合は、カンフル剤を打ったり、多少は非道徳で短期的な急場の処理をしなければ、逆境脱出はできないでしょう。ですから私も、逆境を助けるためには、相当無茶なところまで経営者とともに突き進むこともします。なぜなら会社再建の道は、きれいごとで社長さんを助けられないのです。

しかし、経営がある程度安定している会社は、目先的な利益に汲々としていては、永続的繁栄経営はありません。刈り取ることばかりを考えず、長期的な収穫を考え種をまくことが会社の発展の土台を作ります。成功の道は長期的な視点に立ったとき、初めて見えてきます。

私は社長さんの会社を判断するために、いくつかのアンケートを用意しています。面白いので2つくらいここで紹介しますから、やってみてください。

1.仕事のリードタイム
縦に、今日明日、1週間、1か月、3ヶ月、6か月、1年、3年、5年、10年、30年と時間軸があります。
横は、一般社員、幹部 経営者の時間軸があります。
この縦軸と横軸で仕切られた、マトリクスのマスを想像してください。

今日、明日から30年の時間軸に、それぞれ一般社員、幹部経営者のマスができることがわかりますでしょう。
こんな感じですが、実際はマスがもっと大きくなるように作ります。仕事のリードタイム表と命名しましょう。

社員 幹部 経営者
今週
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
1年
3年
5年
10年
30年

そのマスの中に、それぞれ未来のために、今どんな仕事をしなければならないか、書き出してもらいます。ほとんどの会社では一般社員、幹部、経営者も、今日明日から1週間か、せいぜい3か月先のための仕事しかしていません。一度やってみてください。これからの厳しい時代、規模の大小に関係なく、少なくとも3年先位のために今何をやるべきことをやっておかないと、会社の発展は望めません。


2.今ここに自由に使える3億円の現金があったら、何を買ったり何をしたりしますか。
この質問は、経営者が会社経営など関係なく、まったくフリーな環境にいるとしてという前提です。5つくらい書き出してください。この質問はとても興味深いものがあるのです。

このステップのコンテンツを見る前に、この5つを先に書き出しておいてください。
そしてコンテンツを見た後で、同じように欲しいものややりたいことを書き出してください。

その2枚を比べたとき、短期的、長期的の意味合いがはっきりと理解できます。参考までに少し話をいたします。 人間には内面の資産と外面の資産があります。資産という概念を初めに説明いたします。

資産とは・・・

長期的に価値が上がり続けるもの

長期的に利益を生み続けるもの

内面の資産とは、自己投資をして知識、技術を身につけることと、健康関連に投資をして健康で活力あるカラダを作ることにあります。
外面の資産とは、将来の経済的安定のため資産投資です。資産の概念を理解していただければ、私たちのお金の使い方を解説いたします。

私たちのお金の使い方は、一般的に下記の5つに分類されます。

  1. 内面の資産への投資
  2. 外面の資産への投資
  3. 生活必需品購入
  4. 負債の購入
  5. 浪費
4の負債がわかりにくいと思いますので、説明をいたします。
これは車とか、高級家具、自宅、ヨットなどの高額商品でしかも買った時から価値が下がり、所有に維持費がかかるものです。この負債を一般の人は資産と間違えています。そして永続的に資産家でいられる人は、お金を 1, 2, 3しか使いません。貧乏で借金を汲々とし、一攫千金を夢見て宝くじを買うような人は 5, 4, 3という順序でお金を使います。 1, 2, 3の資金使途は長期的な視点に立ったものですが 5, 4, 3は目先の欲望の満足のための浪費です。


3.会社の土台
成長著しく、脚光を浴びている会社があっけなく倒産してしまう現状を、見たことがあるのではないでしょう。何か地味に見えるけど、安定し信用のある会社も知っていると思います。これは、経営の土台がしっかりしている会社と、土台作りをおろそかにして、目先のテクニックで目先的利益を追及している経営の違いです。

会社の成長発展の要因は、氷山の一角のような表面的なところではなく、水面下に沈んで見えない土台のところに重要な要因があります。土台の構築をおろそかにして、いくら表面的なテクニックを使っても経営はうまくいきません。

しかし私たちは、表面的な部分しか見えていません。実は見えている表面的な部分は、見えていない土台によって支えられています。

真実の経営とはなんでしょうか。
表面的な目先的な利益を追い求めるためだけで、ちょっと成績が悪いからと言って、社員をリストラする経営でしょうか。
人件費はパートにして、できるだけ安く使って利益を出すことでしょうか。
仕入先や下請けを叩きのめすことでしょうか。
会社の存在とは、人に喜びや、幸せを与える活動ではないのでしょうか。
会社に関係する人たちみんなが、喜び幸せな人で囲まれていたら、素敵な会社ではないでしょうか。

そんな甘いことを言っていたのでは経営はできない。もちろんそのことはわかります。でもこれからの経営の真実とは、関係する人たちに喜びや幸せという、精神的な充足を 提供することです。

私たち日本人は、有り余るものの中で、便利さや快適さは十分満足でき幸せな生活をしています。物質的には恵まれ、今この瞬間は幸せな生活をしています。しかし、精神的に未熟なために、いらぬ思いを巡らし将来の不安を勝手に想像しています。ですから今の日本人は、ものの充足は満たされ幸せであるにもかかわらず、心の充足とか将来の不安の解消などといった、物質的ではない精神的な、新しい欲求が芽生え始めているんです。

心の欲求という新しい欲求に欠乏感を感じている今の人たち

働くことは、物質的に豊かになるためだけではありません。ものを買うことも、物質的な欲望で買うのではありません。精神的な満足を得たくて買っているのです。時代が大きく変化しています。会社のあり方も大きく変化する必要があります。経営の真実を見誤ったら、会社はやっていけない時代です。

新しい時代を表している「働く意義のアンケート」があります。1位から5位までが、仕事のやり甲斐とか、やったことが認められるとか、仲間との協力の充実感などの精神的なことであり、物質的な給料というお金の価値は6位という真実。 この真実など、多くの社長さんには見えていない真実ではないでしょうか。

私は多くの中小企業の経営者に、社員にやる気を出してもらう1番のことはなんですかと聞きます。ほとんどの社長さんの答えは

「給料を高くする」

給料を高くしても、仕事にやりがいがなく会社の方針に合わなければ、最近の人はさっさとやめてしまいます。ここに見えない真実とのギャップがあるのです。

モノを買うというお客さんの購入動機があります。現在のお客さんは、それを買わなくても困ることはありません。モノは家の中に有り余っている状況です。欠乏感はないでしょう。それではなぜ買うのでしょうか。モノを買うことで、物質的充足感より、何らかの心の充足感がほしいんです。ですからお客さんに喜んで買ってもらうためには、心の充足を提供しなければいくら薦めても買ってくれません。

経営理念を浸透させる

愛と貢献、感謝と共感、そして信頼と絆

愛の心を持ってお客さんにも社員にも貢献する。
そして朝起きたとき、闇夜に朝の光を注ぎ私たちに光り輝く一日を提供してくれる
太陽に感謝し、自然に感謝し、家族に感謝し、社員に感謝し、お客さんに感謝する。
また、相手の立場を理解し共感をする心で人と接する。
すると必ず信頼が生まれ、心の絆が築けます。

第3ステップでも経営理念に関して多少解説していますが、経営の土台を構築するためにここではより深く入っていきます。経営者の理念の「理」と「念」を別々にすると、どんな意味でしょうか。

  • 理⋯万人が正しいと認識する考え(倫理、公理、道理、節理)
  • 念⋯一途に思うこと
理念とは万人が正しいと認識することを一途に思うということになります。

【経営理念】
私は、中小企業の経営理念を、まず2つ掲げるようにしています。

  1. 社員とその家族の経済的安定と、心豊かな幸せ生活を実現する。
  2. お客様の喜び、幸せ、感動を提供し、不便、不安、悩みの解消を実現する。
この2つを一途に思い「念」じ、そして「信」じ切ったとき経営に対する確固たる「信念」が確立します。この経営理念信念が、会社の土台となり、社員は会社を信頼し、経営者についていける、という安心感が芽生えるんです。

【行動基準】
理念とともに重要なことが行動基準です。そして、経営者も、社員も行動の基準がるねんという目的を達成するものでなければなりません。

  • 人の役に立ち
  • 人から必要とされ
  • 人から喜ばれ
  • 人から信頼され、愛される行動
になったとき、会社の土台は盤石になります。これが経営者と社員、また社員同士の「心の絆」です。

私が経営の指導で初めて訪問する会社の多くは、経営理念と社長さんの経営に対する信念がないために、経営者と社員さんの関係は「経営者と使用人」の関係になっています。もっとひどい会社では「経営者と不満分子」の状態です。しかし、この状態は社長さんからは見えてこない現実なのです。会社の土台ができると「経営者と社員がパートナー」の関係に変わってきます。これからの中小企業は、経営者と社員が、このような関係にならなければ、永続的繁栄経営はありません。

経営の4つのドメインを知る

経営には、4つのドメインで構成する絶対的な原則があります。新しい時代のビジネス環境は、過剰供給が続く厳しい経営の道のりで過去の恵まれた時代の、追い風による平坦な道のりではありません。ですから、これからの経営は、この4つのドメインで構成する経営の原則を念頭に置き、それぞれのドメインの方針が確実に組織並び、従業員さんに浸透し、4輪駆動のように機能していかなければ、平坦ではないこれからの道のりを、経営していくことは難しい時代です。


第1のドメイン

  • 経営理念の確立
  • 経営理念
  • ミッション(仕事の使命感)
  • ビジョン(将来の展望)
  • USP(当社の価値がお客さんの心に響く一言のメッセージ)
  • 価値観
  • 行動基準
  • 会社への信頼
  • 経営者への信頼


第2のドメイン

  • マネージメントと仕組みの確立
  • 経営計画の導入と定着
  • 効率的・機能的な業務組織・人事編成
  • 業務運営上の業務標準と仕組み
  • 規則的に動き出し
  • 自律的に決められて
  • 自主的に実行する業務運営管理体系
  • 従業員さんの利益になる仕組み


第3のドメイン

  • マーケティングの確立
  • マーケティングの理解
  • 提供価値の創造
  • 商品開発・見込み客リスト
  • プロモーション
  • 新規顧客開拓・顧客管理
  • 顧客からの信頼
  • 顧客の利益


第4のドメイン

  • 社長、社員のスキルと人間的な向上、そしてやる気
  • 個人から会社へ⋯ノウハウ/情報の共有
  • 能力開発
  • 業務遂行力
  • 管理力
  • 効率・生産性
  • コミュニケーションの円滑化
  • 幸せ思考
  • 成功思考


目的が変わると・・・社員が変わる

社員が変わると・・・会社が変わる


21世紀「永続的繁栄経営への道」を歩みだす新しい経営の始まりは、ここからです。

これからの時代の中小企業のあり方と、社長さんの経営に対する姿勢

このステップの内容は、今までの中小企業にとっては、ほとんどが未知の分野だと思います。また一部の経営者によっては、そんな概念的なことより、売上を上げるテクニックや方法のほうが重要だと考えているでしょう。目先的な視点で経営している現実には、重要さが認識できないだけです。

現在、中小企業の経営コンサルティングの現状には、大きな変化と問題が出ています。経営が厳しく、いろいろとやってはいるが一向に経営が良くならない。それどころかどんどん悪化の方法は進んでしまっている。このままでは最悪の事態にもなりかねないと考え、経営コンサルタントに依頼する。しかし、経営コンサルタントに依頼しても、経営は一向に良くならないという現実です。なぜこのような現実になっているか、と言いますと時代が大きく変化して、過去の知識や技術が通用しない時代に急速に変化してきているからです。

経営コンサルタントは、過去の問題を分析してその改善を行います。この手法ですと、目先の問題を改善しても、モグラたたきのように過去から問題がどんどん出てきます。こんな過去のデータを分析して、出てくる問題をいくら改善しようとしても、悪いことばかりがクローズアップしてしまい、社長さんも社員さんもネガティブな思考になってしまい、うまくいきません。

これからの経営は、なぜ会社は存在するか、という目的である経営の理念をしっかりと固め、理念の達成へ向け、ビジョン(会社の将来の展望)という目標を具体化し、社長さん及び社員さん一人ひとりが仕事に対するミッション(仕事の使命感)をもって働かなければ、うまくいかない時代です。会社経営がうまくいく絶対的な条件は「社員のやる気」です。

社員にやる気がなく、会社や経営者に不平や不満があっては、何をやってもうまくいきません。これから時代が進めば進むほど、社員はお金だけではなく仕事のやり甲斐を重視していきます。過去の問題をほじくり出しても、楽しくありません。

将来の自分たちの望む明るい目標へチャレンジすることが、やる気のもとになる時代です。自分たちの手で、未来に目標を作ると、そこからやるべきことが見えてきます。そして目標へ向けて挑戦が始まりますと、過去の問題は自然と解消してしまうものなのです。

私の指導先で、業績が伸びている会社に言える事実があります。それは、時代の先端のウハウや経営の方法を導入ずると、どんな会社でも奇跡のように業績が改善し、売上が向上しているという事実です。


2つの経営思考

私は経営には2つの思考法があると考えています。
  1. 過去の問題をほじくり出してその解決で未来へ進もうとする思考。
    私はこの思考方法を「過去の問題解決思考」と名づけています。
  2. 未来に目標を設定し、そこからやるべき課題を導き出してくる思考。
    私はこの思考方法を「未来の課題挑戦思考」と名づけています。
社長さん、この2つの思考法の分類は実に重要なことですのでぜひ覚えておいてください。

経営にとって役立つ実践的なノウハウコンテンツを順次公開していきます。このステップで紹介する数々のコンテンツが、これからの中小企業経営にいかに大切かは、コンテンツを勉強していく毎に、理解を深めることと思います。「永続的繁栄経営の道」では、これからの時代の経営に必要なノウハウについて、わかりやすくセミナーを交えどんどんと公開して行きます。

今まで聞いたことがないような、新鮮なことや、びっくりするようなことが、たくさん出てくると思いますので、よく学んでください。

成功する人と、失敗する人は、スケジュールによる時間管理と行動で決まります。

目標達成のためのスケジュール管理と時間管理

1日24時間を最適な時間として使う

私たちの現実には、成功を夢見て、その夢を達成できずにいる多くの一般の人々と、確実に自分の夢を実現している、ごく少数の成功者に分かれています。この違いはなんだと思いますか。じつは、この違いは「たった1つのこと」しかないのです。そのたった1つとは、時間をどのように使っているか、と言うことです。

成功者で、お金持ちの人間・・・時間を成功へ向かって有効に使う。
失敗者で貧乏人の人間・・・時間を無意味に浪費する。

私たちの人生も、仕事もすべて時間の上で成り立っています。1日に時間を適切かつ有効に使っているでしょうか。真剣にそして深く、1日の24時間を考えてみてください。それでは、一般的な中小企業の社長さんの生活を例にとってシュミレーションをしてみましょう。

  1. 仕事の時間・・・9時間
  2. 通勤時間・・・1時間30分
  3. 生活必要時間・・・4時間(食事、入浴、雑事)
  4. 睡眠時間・・・7時間
  5. 余裕時間・・・2時間30分
1から5まで、それぞれの時間の行動を、手に入れたい成功に向け、適切かつ有効に使っているでしょうか。


仕事時間

それでは初めに、仕事に費やす時間を、ベストに使っているか見ていきましょう。業務組織の原則でもお伝えしましたが、私たちが日々なんとなく行っている仕事の進め方には、いかに無駄が多いことかは、1日をふりかえってみれば歴然でしょう。ベストな仕事とは、目標を達成するための利益に直結する仕事です。そのベストな仕事以外は、全部とは言いませんが、ほぼ無駄な雑用的な仕事といっても過言ではないと思います。

仕事とは、何をやるかは大切ではありません。何故その仕事をやるか、どんな成果を出すかが大切です。

会社の目標は成果を出すことです。そのために時間は関係ありません。できたら短い時間で成果を出すほうがいいのです。私たちはともすると、「一生懸命やりました」ということに価値をおいてしまいます。一生懸命やることは働く以上当たり前のことです。何も褒められたことではないのです。

目標を達成する仕事には、長期的な目標のための仕事と、短期的な目標達成の仕事があります。長期的な目標のための仕事とは、3年先、5年先のビジョン達成のために計画を考えることや、準備をすることです、仕事の使命感の確立や、企業文化を創ったりすることも長期的な利益のためには、欠かせない仕事です。

短期的な目標達成の仕事とは、経営計画の目標達成のために費やす仕事が中心となります。日常の通常業務、会議等による報告や連絡、そして指示、承認や、取引先との面談などが当面の利益に直結する仕事です。振り返って見てください。自分の仕事に費やす時間が、本当に長期的、短期的な利益に直結している仕事かどうかを。


通勤時間

通勤時間はどのように過ごしていますか。通勤時間は、貴重な勉強の時間です。電車通勤でしたら、本を読む、または「IPodやスマートホン」などに経営関連の音声を入れて聞く。自動車通勤でしたら、CDでもいいですし音声での勉強は可能です。

私は電車通勤をしていますが、社内の光景には唖然としてしまうものがあります。社長さんも気が付いていると思いますが、スーツをしっかりと着こなした中年のサラリーマンが、おもむろにバックから漫画本を取り出して懸命に読んでいる姿。思わず疑ってしまいます。この人が会社で、どんな仕事をしているのだろうと。考えてみてください、こんな時間の使い方をしている人が、成功を手に入れられるか、ということを。

大半の人は、学校を卒業するとそこで勉強は止まります。社会へ出るとほとんどの人は勉強しません、ですから勉強する人はどんどん勉強しない人を追い越して成功へ近づいていきます。


必要生活時間(食事、入浴、団らん、自由時間)

次に生活必要時間の使いかた。この時間の使い方が生活習慣となります。医食同源という言葉をご存知でしょうか。人間の健康のもとは、食にあるという意味です。いつ、何を、どのくらい食べるか、これで健康は決まります。社長さん、人間は、食によって生かされていることを知ってください。本当にベストな体を作るためのベストな食事をしているでしょうか。

医食同源⋯健康体を作る食事は

  • 生野菜と生ものを中心に炭水化物(ごはん、パン、お蕎麦類)
  • タンパク質(お肉類)は、ほんの少々で腹8分目
  • 工場から出てくる加工食品や加工飲料、牛乳などはなるべくとらない
  • 1日を通してこまめに水分補給をする

入浴は気分をリラックスさせ疲労を回復します。またストレスを解放してくれますし、発汗による体の浄化を促進させてくれます。

家族の団らん、そして笑顔と笑いは心を豊かにしてくれる幸せの根源です。私たちはこの地球に、幸せになるために生まれてきたのではないでしょうか。その幸せの根源は、家族の団らんの上に、築かれるものではないでしょうか。

健康のための素晴らしい食事
疲労を回復させストレスを解放してくれるベストな入浴
笑顔と笑いのある家族の団らん
そして自由時間の読書などの勉強
成功と幸せにつながる時間の使い方をしていますか。


睡眠

一般的な人間は、3日間寝かさないと気が狂うそうです。5日間の寝かさないと、死ぬこともあります。睡眠とはそのくらい生命の維持に関して、重要な行いです。人間は睡眠中に、体にとって非常に重要な仕事をたくさんしています。

人間はストレスによって病気にもなったり、仕事の失敗をしたりします。睡眠が体内や、脳にたまったこのストレスを取り除く働きをします。

また、私たちの体は、補給の時間、消化吸収の時間、排泄の時間という3つのサイクルで循環しています。そして補給した食べ物を消化し栄養を吸収する時間は、もっぱら睡眠時間に行われています。

肉体的疲労も精神的疲労も睡眠によって回復させています。まだまだたくさん人体にとって、重要な働きを睡眠中に行っている、ということを知ってください。

しかし、ただ寝ればいいというものではないのです。睡眠の働きを促進するために、私たちはベストな睡眠をとる必要があります。

睡眠中は、光のない真っ暗な状態でなければ、メラトニンという体を癒やす働きのある物質が放出できず、ストレスの解消が促進されません。温度も適温にする必要があります。音のない静寂な環境も必要です。枕やマットレス、シーツなど、寝るときのウエヤーはすべてをベストにすることで、私たちはエネルギッシュな翌日の朝を迎えることができるんです。

健康のため、仕事への活力のために、私たちは少なくとも7時間以上、できましたら8時間くらいのベストな睡眠をとってください。


人生を決める2時間半の余裕時間の使い方

98%の成功しない人生をおくる人は、この時間何をしているんでしょうか。将来俺は金持ちになりたい。水泳の北島や、石川遼のような、筋肉質の均整のとれた体になりたい、と思いながらカップラーメンを食べゴロゴロとTVを見たり、パチンコをしたりしていませんか。こんな時間の使い方をしていて、成功が手に入るでしょうか。

2時間半の余裕時間の使いかたで人生が決まります。毎日1時間半は、自分の専門分野の勉強に充ててください。

残りの1時間は、運動をしてください。

今日から24時間すべての時間をベストにすることを決めてください。時間の使い方は、この5つだけにしてください。時間の浪費は人生を失敗に導く悪魔の誘いです。

  • 仕事
  • 勉強
  • 運動
  • 生活必要時間(家族や余暇趣味も含む)
  • 睡眠

社長さん、成功し、幸せになりたいのであれば、この5つ時間をベストに持っていき、無駄はことはやらないことです。そして、そのことを決断したときから、本当の成功の道が始まります。

人生の不適切を排除して時間を有効に使う

私たちは生活習慣の中に、不適切なことがたくさんあります。生活習慣の中にある不適切なことによって、成功への足かせになっています。この不適切という概念をしっかりと認識して、生活習慣から排除しなければ成功を手にすることはできません。成功の裏には不適切なことを排除し、目標に向かった適切な努力の積み重ねが隠されています。成功にとって不適切と思われる以下のような項目を、日常的に行っていないか全て書き出してみてください。

不適切な人間関係・不適切な食事・不適切な睡眠・不適切な仕事・不適切な出費・不適切な姿勢・不適切な思考・不適切な言葉、そして不適切な時間の使い方。


〈不適切な人間関係の排除〉
厳しいようですが、自分の役にたたない無意味な人間との関わりは、不適切な人間関係です。このような人と無駄な付き合いをせず、その時間を勉強や運動に当てたら3年後5年後はどうでしょうか。不適切な人間関係を一切排除し、時間を有効に使い自分自身が進化成長すると、新しい現実が開け、成長した自分にふさわしい人間が現れ良い関係ができるものです。

成功者の人間関係はメンター(師匠)、アドバイサー(専門分野のエキスパート)、マスターマイングループ(成長を共有する心の友)、やる気のある人間でサポートをしてあげる関係に絞られています。


〈不適切な食事の排除〉
有史以来、現代ほど劣悪な食生活をしていた時代はありません。スーパーマーケットには約35,000点くらいの食品が売られているそうです。ある調査機関の調べですが、この35,000点の中で体にとって毒にならない安全な食品はおよそ400点くらいしかないそうです。工場から出てくる食品はほぼ全て、体に毒となる化学物質で加工されています。また野菜や生ものの一部は、農薬に汚染されていたり、鮮度を保つために人体に害になる化学物質をが、企業の利益のために平然と使用されている恐るべき事実が現存しています。

昔はなかった、子供たちのアトピーや喘息、虚弱体質、成人の現代病の多くや老後のボケ、また障害者のような状況は、これらのガウ物質付の劣悪な食品による影響ということが解明されています。

体にいい食品を摂り、肉体も脳の働きもベストな状況を維持するのは、食の健全を考える自分の責任です。


〈不適切な睡眠を改善〉
前項の睡眠のところでも話しましたが、質にいい睡眠は昼の仕事の質と効率を高めます。前の晩に暴飲暴食をして短時間しか睡眠を取らなかった次に日の、仕事の質と効率はどうでしょうか。

健康にも体の健康にも、脳の活性にも適切な睡眠は欠かせない重要な要因であり、成功への絶対条件です。


〈不適切な仕事〉
仕事はなんのために行うのでしょうか。一つ例を話します。

営業マンが今日1日、取引先を10件と新規開拓を3件回り、8時過ぎまで一生懸命頑張りました。経営者が報告を聞きます。売上と新規開拓の成果はどうだったのか。

営業マンが答えます。今日は残念ながら売上はありません、また新規開拓は取れていません。しかし私は頑張りました。仕事とは目標とする成果を出すことです。頑張ることではありません。

適切な方針と営業戦略があれば、頑張らずに楽しく成果が上がります。


〈不適切な出費〉
お金の使い方で人生は決まります。成功者でお金持ちは適切な使い方をしますが、失敗者で貧乏人は不適切な使い方をします。

私たちのお金の使い方は大きく分けると5つに分類できます。

  1. 内面の資産への投資
  2. 外面の資産への投資
  3. 負債を買う
  4. 浪費
  5. 生活必需消費
内面の資産とは、自分の知識や技術の向上、そして健康への自己投資。
外面の資産とは、将来的に価値の上がるもの、そして利益を生んでくれるもの。

私たちの目標は、外面の資産からの収益で働かなくても生活が可能であり、資産価値の上昇で将来の生活の安定が確保できている状況を作ることです。勘違いしないでください。私は、何も働かなくて、遊んでいられるようになりなさい、と言っているわけではありません。負債を買うとは、高級車や別荘、高級家具などの贅沢品を、資産と勘違いして買う人はお金持ちにはなれません。浪費とは、目先的な快楽を買うことです。目先的な快楽を求める人生は、はっきり言って絶対に失敗で貧乏な人生を送ることになります。生活必需消費はやむを得ない出費ですが、足るを知る心崖が大切です。

成功者でお金持ちは1, 2, 5,の順でお金を使います。失敗者で貧乏人は3, 4, 5の順でお金を使います。お金の使い方で人生が決まりますよ。適切な資金使途を考えてください。


〈不適切な姿勢〉
セルフイメージという概念があります。自分はどういう人間になるんだ、というセルフイメージでその人の人生は決まってしまいます。

セルフイメージは内面のイメージと外面のイメージを一致させる必要がありますが、ここでは外面のイメージ姿勢に関しての話です。歩く姿勢は背筋を伸ばししゃんとして堂々としていますか。椅子に腰掛けて仕事をしている姿勢はどうでしょうか。相手と話をするときの姿勢は、真っ直ぐに相手の目を見て正しい姿勢になっていますか。

常に自信あふれる、さわやかな姿勢を保ってください。


〈不適切な思考を排除する〉
私たちの脳は、ものすごい力を持っています。

ポジティブで前向きな思考は、ポジティブな現実を目の前に引き出してくれます。
ネガティブで後ろ向きの思考は、ネガティブな現実を目の前に引き出します。

例えば、これはできないとか、これは難しいと思った瞬間に、脳はできない理由や難しい理由を目の前に現出させ、行動を抑止してしまいます。逆にこれはできるだろう、簡単だと思考すると、いろいろなできる理由を目の前に出してくれます。ですからポジティブ思考を持たないと、私たちは行動が伴わず、成功への行動が取れません。


〈不適切な言葉の排除〉
言葉は2種類あります。

  • 幸せ成功言葉
    幸せだ、私はできる、ついている、絶好調、素晴らしい、愛してる、信じてる、希望
  • 不幸失敗言葉
    否定、批判、愚痴、泣き言、大変だ、疲れた、つまらない、無理だ、あいつが悪い

言葉を変えると、思考が変わります。
思考が変わると、行動が変わります。
行動が変わると、習慣が変わります。
習慣が変わると、人生が変わります。
そしてその人生に素晴らしい運命が訪れます。


〈不適切な時間の使い方〉
不適切な時間を全て排除して、スケジュールを適切な時間で埋めて日々行動してください。死後艶人生の成功はそれほど難しいものではないのです。成功の原理原則に従って行動をしていると、成功は向こうから自然とやってくるように、この世の中はできているんです。

成功のスケジューリング

多くの人が成功しないのは、ビジョンがないからです。多くの会社が、倒産するのはビジョンがないからです。ビジョンという目標を紙に書き、スケジュールに落とし込まないと、目標は現実化しません。3年先、1年先のビジョン(具体的な目標)・・・何を手に入れたいのか、どうなっていたいのか、ということを明確化してください。

時間管理に、「ブロッキングタイム」という概念があります。これは、まとまった時間がなければできないこと、また長期的に必要なことを処理する時間などを、3ヶ月から6か月先くらいまでのスケジュールで、先に時間を取ってしまう時間管理手法です。

一般的なスケジュール管理は、目先的に起こることをスケジュールに入れていく方法です。これでは、目先的なことに追い掛け回される、「行き当たりばったり」の仕事になってしまいます。目先的なことばっかりやることを、なんで「行き当たりばったり」というか知っていますか? それは「行き当たりなことばっかりやっている」と「バッタリと倒れるますよ」ということなのです。

すべての人は1日を24時間で生活しています。 ある人は、大衆を感動させるセミナーを行います。ある人は、本当に美しい音色でピアノを奏でます。ある人は、人の役に立つ文章を書きます。ある人は、苦境であえいでいる社長さんの会社を健全に導きます。ある人は、とてつもない便利なものを発明して人々利便を提供します。

こうなりたい、このようなことを手に入れたい、という思いを時間に乗せ行動した結果、時間がこの人たちを進化成長させたのです。


過去問題解決思考と未来課題挑戦思考

私たちは現在十分すぎるほど物に囲まれた生活をしています。戦後の何もない時代から、経済が高度発展する20世紀の中で、私たちは物を持つことに幸せを感じ、懸命に働き物を手に入れてきました。そこにはものに対する消費者の、強烈なニーズがありました。現在の市場の状況はいかがでしょうか。消費者のニーズはその時期と比べ、強まっているでしょうか。

薄型のTVが家電量販店に並べられています。デパートへ行けば衣料品があふれんばかりです。家電量販店でも、デパートでも商品のメーカーやブランドを取ったら、どこの物も見分けがつかないくらい画一化しています。

商品が画一化したら、消費者の選択肢はほぼ価格の安さになります。

消費者がTVを買うニーズはどんなものでしょうか。昔と違い、家にTVがなく見たい番組が見られず、強烈にTVが欲しい家庭があるでしょうか。新しいTVを買うニーズとは、現在、家に35インチのTVがあるが家電量販店の広告を見たら、42インチのTVが特別価格で出ていたから、なんとなく変えようかといった程度でしょう。


ニーズが脆弱化しています。

洋服でも同じようなものです。ほとんどの人は今持っている洋服を半分捨てても、裸で生活しなければばらないなんてことはないと思います。

20世紀型の商品は、21世紀が進むほど市場は縮小していきます。縮小する未来の市場へ、20世紀と同じやり方で進んでいったら、会社はどうなるか明確に判断できることでしょう。過去のやり方では通用しないほど、時代は変化しています。しかしほとんどの中小企業の経営者は、過去の延長線上から、今この現実に出てきた仕事を、目先的に追いかけるスケジュールでほぼ100%の仕事をしています。私はこのやり方を「過去問題解決思考」と呼んでいます。

これからのやり方は、未来に目標を作り、そこから目標達成のために何をすべきかという課題に向かって、スケジュールを立てていかなければ、うまくいかない時代になります。このやり方を「未来課題挑戦思考」と呼んでいます。そして、これからの中小企業の社長さんの仕事のスケジュール割は、過去から出てきた仕事を50%と、未来の目標達成の課題に取り組む仕事を50%の割合でスケジュールを組む必要があります。

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